JC-NET発達障害就労支援セミナー開催報告(2日目)

こんにちは!福島就業支援ネットワーク事務局です。

本日はJC-NET発達障害就労支援セミナーの2日目の報告となります。
※1日目の記事は>>コチラご覧ください。

二日目はグッと参加人数が絞られ、グループに別れた演習中心の内容となりました。
グループに1人ずつトレーナーが付きます。

福島県内、宮城県からも錚々たるメンバーのトレーナー陣。
グループワークに入る前に二日目最初の講義。
NPO法人自閉症ピアリンクセンターここねっと(宮城県)の西田有吾さんより「作業遂行面でのアセスメント」について講義がありました。

西田さんからは発達障害のある人の仕事上の問題やアセスメントの必要性について、アセスメントの視点などを事例を交えて説明がありました。
また、利用されている方の関わりでは職業の部分のみに限らず、必要であれば恋愛や性の部分への相談なども行なっているそうです。

興味がありますね。

西田さんの講義の後はいよいよ演習です。

グループに別れて、ビデオを見ながら情報を整理し、アセスメントをする場面です。
文章や話だけの情報ではなく実際の動画を見ながらのアセスメントはとても現実味があり、受講生も真剣な眼差しで取り組んでいましたね。

前日からの学びを実戦で活かす場面でもありました。
まずは個人ワークで作業観察シートに記載。

その後にグループワーク。
グループワークでは活発な意見交換がされていました。
参加者は福島県内の方だけでなく宮城や秋田からの参加もありましたので、ネットワークを広げる機械にもなったように感じます。

さて、いよいよ後半のプログラム。
アセスメントの演習の次は本人へのヒアリングの場面とフィードバックをする場面の演習に入ります。
演習の前に実践講義として、山梨大学 学生サポートセンター アクセシビリティ・コミュニケーション支援室 森屋直樹さんより講義がありました。
本人へヒアリングをする意味・目的、ヒアリングで得られる情報や効果を確認した上で演習に入ります。

発達障害の有る人は自己の評価と他社の評価にズレが生じる事が多く、そのズレを縮めていくために、フィードバックが必要になります。
そのフィードバックに必要な視点や配慮点なども講義では確認ができました。

では、実際の場面を想定したヒアリングやフィードバックの演習に入るます。
各グループのトレーナーさんが本人役となり面談の場面の演習が行われました。

さずがトレーナーの方々、本人になりきった演技がリアルでした。

後ろに他の受講者が見学している中での緊張感がこちらにもヒシヒシと伝わってきていました。

二日間の講義と演習が終わり、新たな出会いや学びが十分にあったセミナーだったと感じました。
普段から発達障害のある人と関わったり支援をする事がありましたが、専門的な知識を持った上で関わっていく事が重要でそれは発達障害のある人にとっても安心ができ、本人と一緒に考えていく事が大切だという事を学びました。

二日間に渡り、JC-NETの講師の皆さま、またトレーナーの皆さまありがとうございました。

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<トレーナー紹介>
・医療法人社団原クリニック仙台メンタルヘルスサービス 安部加奈江氏
・社会福祉法人ほっと福祉記念会 地域生活支援センターふっとわーく 木村美和氏
・社会福祉法人ほっと福祉記念会 就労継続支援B型アクティブ東山 小林尚人氏
・社会福祉法人福音会 多機能型事業所ワークセンター麦 橋本芳武氏
・社会福祉法人福音会 多機能型事業所ワークセンター麦 伊東久美子氏

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