A型事業所連絡会及び研修会報告3「福島県のA型事業所の実態〜グループワーク」

こんにちは、福島就業支援ネットワーク事務局です。
前回の投稿から少し間が空いてしまいました。
今回の報告は先日行われたA型事業所連絡会及び研修会の最終報告となります。
一日通して行われた研修を3回に分けて報告していきます。

さて、この日の午後最初に福島県障がい福祉課の丹伊田さんからの「福島県のA型事業所の実態」のお話がありました。

福島県内のA型事業所については廃止した事業所があったが、新規に立ち上がった事業所もあったので、事業所数は大きく変動はないようです。
全国的な傾向と同じく福島県内もA型事業所を運営しているのは営利法人が一番多いようですね。
また、定員についても20人以下の定員の事業所がほとんどを占めている事がわかりました。

続いて、指定基準の見直しについて、行政の指導の流れにの説明や経営改善計画書の提出状況についての話があり、福島県の中のA型事業所の実態を初めて知り、課題もわかってきた気がします。

そして丹伊田さんのお話のあとは最後のコマの時間です。
福島県内のA型事業所の実態のお話を聞いた後、二つのグループに分かれてのグループワークです。
色々な課題がある中で3つのテーマから各グループで何を話し合うかを決め、意見交換を行う時間です。

午後からはA型事業所の方のみとなったので様々な現場からの意見が出されていましたね。
最終的には模造紙にまとめてもらい発表をしてもらうのですが、付箋の量も多くなっていました。

グループワークの中で出された意見を少し紹介いたします。

・A型事業は経営と福祉のバランスが難しい
・利用される利用者さんも職業人として自覚して働いてもらう事が望ましい
・最低賃金が毎年上がっていく為、売り上げをあげる努力が必要
・A型事業所は様々な良くない問題に焦点が行きがちだけど、しっかり行っている事業所もたくさんある事を訴えていきたい
・仕事をする意味を利用者さんに感じてもらう
・居場所の提供になっている
・A型事業所に居続けるのではなく、一般就労に向けてのステップアップが必要
・生産性だけでなく福祉的な側面も必要
・働くことは生活の一部であり、その方の人生を支援していく事がA型の役割

などなどたくさんの意見があったかと思います(メモしきれませんでした)

グループワークの後は、グループから出た質問をこの日の講師2人が回答するという時間。
質問「一般の方(地域の方に)にA型の存在が知られていない原因はどうしてだと思いますか?」
回答「A型事業所を認知してもらう事はそんなに大事なことではない。事業より仕事の内容が大事。一般の市場の中でしっかりと受け入れられているかの方が大事。枠組みより中身が重要である」

質問「取材を通して、福祉に対しての本音を聞きたい」
回答「経営と福祉のバランスは非常に難しい。社会との接点でいかに社会にフィットしていけるかが重要。正直福祉の緩さは感じる部分もあるが、実際の利用者の居場所となっている部分もあるので、役割は十分にあり否定はできないと感じている」

などという会場と講師のお二方とのやりとりがありました。

セミナー最後に講師の方より
その人の持っている強みを活かす事が自分たち支援者の仕事。
より良いモノを作るために福祉だけで行うのではなく民間の企業とコラボしていくことも大切。
自分たちが地域の中で当てにされる存在になっていかなければならない。そのためにも事業として認められていく事が大事。
自分たちが生活している地域の中で活性化させていく事が必要で、地域の中で「働く」をたくさん作っていって欲しい。
というお言葉をいただきました。

これから当ネットワークでも福島県内でもA型について良く考えていかなければいけないと思います。
自分たちの地域は自分たちでA型事業所としての強みをしっかり活かせる取り組みを今後作っていければと思いました。

(投稿 福島就業支援ネットワーク事務局 今泉)

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