共感∞つなぐVol.4|初日分科会

こんにちは、福島就業支援ネットワーク事務局です。
先月、福島県いわき市で「共感つなぐvol.4」のセミナーが開催されました。
今回でこの研修も4回目を迎え、毎回、福島県の各圏域で開催されてきましたが、今回は”いわき市開催”となりました。

ちょっと裏話をお話しすると、
1/18
1/19に渡り2日間の研修の為に”研修企画委員”が結成され、昨年10月よりメンバーで検討を重ね、その中の企画会議により今回の研修テーマは「~未来に向かって~」と決まりました。
セミナーのテーマを考えていた時に委員より色々なテーマの意見が出されていたのを思い出します。

・一般就労における障害者雇用
・人権について
・働くことでの夢の実現
・就職がゴールではなくその先に焦点を! などなど

それらを引っ括めて「~未来に向かって~」になったわけなんです。

企画会議の中で基調講演の講師を誰にお願いしようか?分科会はどうするか?など議論を重ね、それぞれのテーマに沿った素晴らしい講師陣と内容となりました。

さて、裏話はここまでとして、セミナー初日は午後からの開催。
初日は3つの分科会に別れて発表を聞き、それぞれのグループでグループディスカッションをするという内容。
事務局の私は3つの分科会を行ったり来たりとせわしく動いていた為、今回の記事は内容が薄くてすみません(反省)

一つ目の分科会は「Ⅰ.選んだ未来」

なんと、一人目はスペシャルオリンピックスサッカーの日本代表として先日国際大会に出場した谷田部さん。
本人の希望でワールドカップの入場曲に合わせて登場、そしてリフティングを披露してくれました。

自分の得意を披露することで若干の緊張がほぐれたようですね。
谷田部さんは自分の夢を叶える為に、就職とサッカーを両立しています。
その為には就職を支援してくれている支援機関や祖父母の協力が大きいと話していました。

発表時はいわき障害者就業・生活支援センターの佐藤さんと一緒に登壇され、自分の夢の実現に向かってとても素晴らしいお話が聞けました。


「いつかおじいちゃんとおばあちゃんに金メダルをかけてあげたい」

その想いがいつかきっと叶うと信じています。

 

二人目の登壇は「夢の実現へ共に歩む」というテーマで、当事者の夢の実現の為に支援者として寄り添い支援した事例の発表でした。

県南障害者就業・生活支援センターの岩渕綾さんからの発表がありました。
精神障がいのある方の夢に向かった諦めない支援の事例発表がされ、その後は参加者とグループディスカッション。

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二つ目の分科会は「.創り上げた未来


ここの分科会では、NPO法人ビックイシュー基金の長谷川知広さんによる「路上脱出。多様性のある社会!ホームレスの自立支援!」という題目と株式会社パティズ物流事業部課長の京雄也さんによる「人材教育と障がい者の働きやすい職場づくり」という題目でお話いただきました。

長谷川さんからは障がいのある人の支援にとどまらず、多様性のある社会を目指してホームレスの方への支援などのお話がありました。

ここの分科会は発表後のグループワークに熱が入っていましたね。

株式会社パティズの京雄也さんもグループワークに混ざって議論を積極的にされていました。

 

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三つ目の分科会は「ⅲ.これからの未来


ここの分科会では、「児童施設から一人暮らしへ 本人の望む地域での生活へ‥‥」という題目で、福祉型障害児入所施設 原町学園の八木沼洋一さん、相双障害者就業・生活支援センターの立山政子さんの二人からと「これまでの経験、人生。これからの未来へ。」という題目でひゅーまにあ福島(就労移行支援事業所)の支援者さんと利用した当事者さんからのお話が聞けました。

ここのグループも当事者さんを含めて、グループディスカッションでは熱い想いをそれぞれが発言されていました。

初日、分科会では就職されて、未来の自分の目標へ向かって前へ進んでいる当事者が3名登壇されました。

実際、当事者からの話が一番響きますよね。

私自身も日々、支援をしていてその方にとってこの支援・関わりが正しいのか、そうでないのか、いつも悩みながらおこなっております。

人を支援することは、「正解がわからない」

だからこそ、「いいのか?」という自問自答の繰り返し日々です。

前に向かって進んでいる姿を見て、あの時の関わり方が良かったのかなと振り返ることができています。

そう言った意味だと、福島就業支援ネットワークでも当事者の方の発表をたくさん取り入れていきたいですね。

 

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